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精神分裂病と在留邦人 [在留邦人批判]

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9月に入った。「人間よ、今年もあと4ヵ月だ。おまえはこの8ヵ月の間、何をしてきた」と、神に言われるような気がする。
「夏休みは終わるのに、夏休みの宿題は終わらない」と、文教地区に住む私の耳には聞こえてくる。
ニュージーランドの学校は休みに入ると、学年が上の上級生以外は、まったく宿題が出ない。遊んで過ごすことが許されるので、生徒たちはまったく勉強ができない。もう、悲惨なくらい、可哀そうなくらい、勉強できない生徒が量産されてしまう。ここに莫大な税金が投入されているので、ニュージーランドの教育大臣だけが "Headache" と、頭を抱えている。ニュージーランドの生徒は、20年前よりも、頭が悪くなっていることは、計量的に証明されているので、教育大臣が頭を抱えてしまうのだ。

私はクライストチャーチの名門校に通ったので、勉強のできる生徒は、皆、家庭教師をつけて勉強していた。
学校から「この生徒はここが弱いので補完してほしい」「次の課題はこれを用意してほしい」と、家庭教師向けのプリントが渡される。学校の勉強は限定的なため、家庭教師・個人教授の先生の支援が前提になっている。
家庭教師をつけて勉強していた生徒は、皆、医学部に入った。医学部に入れなかった生徒は、歯学部か薬学部に進学した。
器楽を履修する生徒で個人教授をつけない生徒は存在しない。個人教授をつけないと器楽は履修できない。
在留邦人の中には『個人教授をつけなくても音楽は履修できる』という人がいる。自己経験がないこと、こうなってしまう。やれやれ、またかと、タメ息しか出てこない。
『制度上履修はできても、個人教授をつけないことを音楽科教員はよく思わない』『履修はできても成績が残せない』が、正しい言葉であり、正しい意味である。

ニュージーランドで良い成績を残したいのなら、家庭教師・個人教授をつけることが前提である。

ニュージーランドは、日本以上に、教育格差の大きいことを強く認識すべきである。
「勉強はやらなくて良い」「頭が悪くても生きていける」は、魅力的な言葉かもしれないが、ニュージーランドの民で、それを認める人は1人もいない。絶賛しているのは、ニュージーランドのことを何も知らない在留邦人だけ。
ニュージーランドの教育格差がここまで広がってしまった理由は「自由」ではなく「怠け」である。

ニュージーランドでは、高校中退者は減少傾向にあるが、依然として高い水準にある。高校生の10人に1人は卒業前に中退しており、大学生の3人に1人、看護学生の3人に1人は卒業前に中退している。
高校中退者は無資格で中退するため、進学も就職もできず、「ニート」になる。15歳から24歳の「ニート」は増加傾向にあり、ニュージーランドの大きな社会問題になっている。
2022年9月、ニュージーランド首相府は若年層対策として 5300万ドル(53億円) を拠出する緊急対策費を決定。このうち、2300万ドル(23億円)が「ニート対策」に使われる計画案を発表した。
ニュージーランドでは「働きもせず、学校にも行かないニート」が、社会問題になっている実例を証明する予算だ。
オークランドを中心に商店を襲撃し商品を略奪する強盗事件が急増し、この加害者に14歳以下が含まれることから犯罪対策費と、とにかく、ニュージーランドの犯罪は急増傾向にあるので「犯罪対策(Crime Package)」としての予算が組まれた。
これに対し、メディアは「たった53億円で解決する問題か」と、冷ややかな対応だ。野党からも「もっと予算を増やし根本的な対応が必要」と、ニュージーランドの「ニート問題」は社会の根深い位置から悪影響を与えているのだ。

2022年7月に、日本へ帰国した長田雅史は驚いていることだろう。娘の日本語力が、驚異的な速度で向上していることに。これは、他の在留邦人も同様である。日本へ完全帰国した邦人子女は、驚異的な速度で勉強力が向上している。特に、算数の計算力は、親が追いつけないほど向上している。ニュージーランドは算数の弱い国なので、先生でも簡単な計算問題を間違う。間違って習った生徒も間違う「負の連鎖」が続く。
同時に、驚異的な速度で英語が抜けている。もう、怖いくらい、英語が抜けている。
でもね、安心してください。来年は、まだ、大丈夫。再来年、2024年の夏までに、娘の英語力は、完全に消えてなくなる。もうこれは、確実に断言できる未来です。もうね、全ての英語が消えてなくなる。同時に、ニュージーランドの記憶も、全て消えている。自分は生まれてから、ずっと、大阪で暮らしていたと思うようになる。子供の能力は急激に伸びるが、急激に消える。どこの家庭でも「うちの子は天才」と思うことも、計量的に証明されている。もう怖いくらい、全ての英語力は消えてなくなる。親の立場からすれば「ニュージーランドの生活は何だったのか」と、不信になり、鬱病になること間違いなし。親になって初めてわかる「親子あるある」ですね。

ニュージーランドの報道を見ても、暗いニュースしか流れて来ない。
大人の8人に1人、子供の10人に1人が、健康障害をもたらす「肥満」に分類される「デブの村・ニュージーランド」では、肥満による弊害で、膝(ひざ)を悪くする子供が増加している。子供の膝の手術が追いつかないと、「デブの村」らしい ホッコリ♪ する報道だけが虚しく流れてくる。
肥満児は野菜を食べる量が少なすぎると、農業が主たる産業であるデブの村の栄養学者が嘆いている。
『食う物には困らない』と、在留邦人が絶賛するニュージーランドの食育環境を、ニュージーランドの栄養学者は絶賛していないのだ。

しかし、朗報もある。「デブの村・ニュージーランド」では、4歳児の小児肥満が減少傾向にある。これは歴史的快挙と、ニュージーランドの医学会はお神輿を担ぐ勢いで踊っているが、依然として、4歳児の3人に1人は平均体重より太った「過体重」にある。親が肥満だと、子も肥満児になる。「デブの連鎖」が止まらない「デブの村・ニュージーランド」らしい ホッコリ♪ するニュースですね。

さらに、暗いニュースを飛び越え、ニュージーランドの民には、どストライクで突き刺さる衝撃的なニュースが飛び込んできた。
2022年6月の補欠選挙で初当選した38歳の新人議員(男性)が、23年前に寄宿寮で起こした「イジメ」について吊るし挙げられている。
下級生を寄宿寮で殴り、怪我を負わせ、下級生は鬱病になり、現在も精神疾患を抱えている。イジメの加害者である人物を、国民の代表に選んで良いのかと、23年前に寄宿寮で起きた事件を、よく見つけてきたなと。
当の新人議員は『俺たちの時代じゃ日常的なことだ」と、ニュージーランドの陰湿なイジメ体質を支持し、謝罪もしていない。
私もこの新人議員と同世代なので、ニュージーランドの陰湿なイジメ体質は骨の髄までわかる。このイジメ体質が骨の髄までわからないと、ニュージーランドでは生きていけない。特に寄宿寮は「イジメの温床」と言われ、暴力や窃盗は当たりまえ。同性に対する強姦やフェラチオ強要など、性被害の報告は日常的であった。実際にそのようなことが寄宿寮内で起きていたのか不明であるが(私は寄宿寮に住んだことがない)、このような話は、寄宿寮を併設する学校に通った私のような元生徒であれば、誰もが知る事実である。
同様の事件は、大学内の学生寮でも起きている。オタゴ大学が名門学生寮で起きた強姦事件をもみ消した「セックス・スキャンダル」は、その代表例である。

ニュージーランドの民であれば、ニュージーランドの陰湿なイジメ体質は骨の髄まで理解しているので、メディアは食いつく。『あー、また、始まった』とね。同様に、一般市民も、『はいはいはい、いつものイジメですね 自殺者を出すニュージーランドの陰湿なイジメですね』となる。それゆえに、この報道は、ニュージーランドの民に、どストライクで突き刺さるのだ。
このイジメ報道はニュージーランドでは大々的に報じられ、連日、トップニュースになるのだが、「夢見る夢子ちゃん」である在留邦人は、一切を語ることがない。「ニュージーランドは地上の楽園」ですから、23年前に寄宿寮内でイジメがあったこと、イジメの加害者が国民の代表である国会議員になったこと、イジメの被害者が精神的苦痛を受け苦しんでいることなど、ニュージーランドの報道はすべて、でっち上げですから、「キラキラしたニュージーランド」以外は公言しない在留邦人は語ることはありません。「ドス黒いニュージーランド」は、在留邦人の知るニュージーランドじゃないからね。

ニュージーランドでは、12月・1月の長期休暇に向け、予定を組む人が増える時期だ。
私は、ニュージーランド人に休みはいらないと思っている。ニュージーランドでは、1日・8時間しか働けない。「働かない」ではなく「働けない」。なぜなら、労働組合が8時間以上の就労を認めていないからだ。令和になり4年が経つが、ニュージーランドでは、社会主義的な影響力だけが色濃く残っている。ニュージーランドは、本当に、21世紀に入っているのだろうか。

では、ニュージーランド人は、1日・8時間を働くのか。1日・8時間は働かない。長くて、1日・3時間が限界だろう。まず、30分遅刻して来る。ニュージーランドでは30分の遅刻は遅刻に入らない。そこから、3時間のおしゃべりタイムが始まる。労働組合との交渉で、1日・3時間だけは働く。この3時間だけは働くよ。ランチに1時間、就業規定より30分早く帰る。ニュージーランドでは30分の早退は早退に入らない。やっぱり、どー考えても、1日・3時間しか働ない。
これは、労働組合の権限が厳しい社会主義国のフランスと同じ仕組みであり、かつてのフランスも、1日・3時間しか働かなかったが、現在は1日・6時間は働くようになった。ニュージーランドの人も、1日・6時間は働いてもらいたいものだ。それだけで生産性が向上し、物価高騰による食糧危機を脱出できるはず。だって、ニュージーランドは農業国であり、生産する酪農品の90%を輸出しているわけですから。それで生産性の低さから、国内で購入する牛乳より、海外で購入するニュージーランド産牛乳の方が安いという逆転現象が発生してしまう。ニュージーランドに住む人なら『牛乳を作っている国の牛乳は、何でこんなに高いんだ』と感じているはず。

ニュージーランドの高校生は、進学に必要な学年末試験が控えている。
高校生は、1科目・3時間の試験を受ける。"Sitting Exam" と呼ばれる記述式の試験であることから、教室で座って試験を受ける。1科目・3時間も座りっぱなしなので、お尻と腰が痛くなる。
学校はこの試験日程から逆算し、時間割を組むのだが、生徒によっては、1日・2科目・計6時間の試験を受けることがある。私は飛び級をしていたので、試験日程が他の生徒と異なり、2日で4科目・計12時間の試験を受けたことがある。2日で4科目・計12時間の試験を受け、学年で3番目か4番目(?)の成績をとった。言語に不慣れな外国人留学生が、成績上位に上がることは稀なので、教員たちは驚いていたが、驚く教員たちの顔を見て、私が驚いた。

留学生は助けてくれる人が誰もいないので「何でもやる必要はないが何でもできなくてはいけない」。
現地生であれば、親が何でもやってくれる。留学生には代わりにやってくれる人がいないので留学エージェントに相談すると『あたしにも自分の生活があるんだから自分でやれ!』『夜遅くまで働いたら日本と同じじゃない!」と、ヒステリックに怒鳴られる。だから「何でもやる必要はないが何でもできなくてはいけない」。
何もできない留学生は、どんどん、落ちぶれていく。精神的におかしくなる。コンプレックスと被害妄想の塊で、在留邦人と同じ気質になってしまう。実際に私の周りにも精神的におかしな留学生がたくさんいた。
ニュージーランドでアジア系住民のカウンセリングと公衆衛生を担当する「アジアン・ファミリー・サービス(AFS)」は、アジア系住民の 44.4% は、鬱病に直面していると報告している(韓国人に限定すると 64.1%)。私はその数字を示されても『まー、そーだろーねー』としか言えない。精神的におかしな外国人留学生がたくさんいたので『まー、そーだろーねー』としか言えない。

私は海外留学を希望する高校生にオススメできない。現地で生活する苦労を知っているので、同じことができる人はいないと確信しているからだ。忍耐強い私でも『ニュージーランドの生活は、二度と、御免だ!』と、心の底から叫びたい。もう、二度と、ニュージーランドには行きたくない。まぁ、二度と、ニュージーランドに行くことはないんですけれどね。
留学エージェントは、この苦労を知らない。すべて、妄想の作り話。だから、『海外留学は経験だ』『日本の受験地獄から解放される』と、都合の良い言葉だけを並べ、留学生の保護者から、100万円単位のお世話料を受け取っている。そして、何もやらない。
料金に見合った見返りがあるのかと言えば、ない。何もない。だから私は、海外留学はオススメできない。日本で真面目に勉強をしていれば良い。それだけで、ニュージーランドで学ぶ学力以上の学力がつく。多くの人は、真面目に勉強していないから学力が伸びないだけであり、ニュージーランドに行けば、悪い頭が良くなるわけでもなく、勉強しない自分が勉強をするようになるわけでもない。

私の周りにいた留学生で、日本人留学生だけで20人くらいいたが、現地に残る日本人の元留学生は1人だけ。これは滞在許可の問題ではなく、苦労した元留学生ほど、現地に残りたくない。強いトラウマだけが残ってしまう。
在留邦人は、日本に強いトラウマがある。特に「母親」に対する強い憎しみがある。それで、日本を離れた。同じことは私にも言えるのだ。私はニュージーランドの生活に、強いトラウマがある。不幸な記憶しかない。「不運」ではなく「不幸」な記憶しかない。その人が現地に残るわけない。
在留邦人がニュージーランドを絶賛する理由は、ニュージーランドに強いトラウマが存在しないから。そりゃーそーだ。ニュージーランドで何もやっていないんだもの。トラウマになる理由がない。
ニュージーランドの「中の事情」を知る私には、ニュージーランドに残りたい理由が1つも存在しないのだ。ニュージーランドには、トラウマだらけの記憶しかない。23年前、寄宿寮でイジメを受けた被害者と同じトラウマしかない。

私は在留邦人は、全員、精神分裂病だと思っている。
「統合失調症」と言えば体裁は整うかもしれないが、精神が分裂する「分裂病」に変わりない。
日本での強いトラウマから「日本」という言葉を聞くだけで被害妄想を抱く。「母親」の言葉だけが聞こえてくる。日本の食べ物は「添加物の味がする」と言い出す。妄想も幻聴も幻臭も、典型的な分裂病の症例である。
既に脳が正常に機能していないので、何も知らないニュージーランド人には普通に見えても、数多くの在留邦人・日本人留学生を見てきた私にすれば『また、分裂病か』となってしまう。分裂病者の中にいれば、自分が分裂病であることがわからず、隠し通すことができる。故に、ニュージーランド人からすれば、何の不信感も抱かない。この状態を在留邦人は歓迎するので、分裂病だけがどんどん進行してしまい、手のつけられない状態になってしまう。その処理をさせれたのが私ということだ。その私が、ニュージーランドに良い記憶を持つわけない。在留邦人には、この意味がわからない。なぜなら、分裂病だから。

ニュージーランドの学期末試験は超簡単なので、評定が低く、オーストラリアの一部の州を除くと、この試験結果を採用する国はない。アメリカの大学も、イギリスの大学も、ニュージーランドの学力の低さを認識しているので、この試験結果は採用していない。日本の大学は、定員割れの田舎の短大くらいしか採用していないので、非常に不利な試験なのだ。このあたりの事情を深く考慮した上でニュージーランドへの留学を判断してもらいたい。「経験を積む」ためだけに、年間400万円、3年間で1200万円を使うだけの価値はあるのか、ニュージーランド留学に価値はあるのか、厳しく判断してもらいたい。何も実情を知らない、過去もなければ記憶も経験もない留学エージェントと、その留学エージェントを束ねる "ENZ"(Education New Zealand) の口車に乗ってはいけない。彼女たちは良いことしか言わない。都合の悪いことは、すべて、もみ消す。都合の悪いことをもみ消さないと、ニュージーランドで日本人が生き残ることは不可能である。

ニュージーランドの1科目・3時間を費やす学期末試験は、超簡単なので、勉強しなくても良い点数が取れる。私は、かってにカンタベリー大学中央図書館に入り、試験勉強をやった。過去問もなく、勉強のやりようもない。例外的に「微分積分学」の担当教員だけは、3年分の過去問を用意してあったが、ニュージーランド人はケチなので、過去問は有料で貸し出しをしていた。貸し出し料は 5ドル(過去問を返却すると返金される)。本当にケチな教員だなと思ったが「借りた物は返さない(借りパク)」が当たり前のニュージーランドでは、妥当な金額だと思った。
この教員は、日本人以上に規律を重視する神経質で非常に細かな性格の人物であったが、同じ学校に通う実の息子(←ニュージーランドあるある)は、学内で不祥事を起こし、退学処分になった。停学(Suspended) ではなく、退学(Expelled) になった。数学教員の息子は何をやったのだろう。人でも殺したのだろうか。数学の先生をやっているお父さんは、他の生徒を指導するより、自分の子を指導した方が良いのではと思ったが、おそらく、自分の子を指導するより、他所の子を指導する方が負担が軽く、成果が出るのだろう。親になって初めてわかる「親子あるある」ですね。

カンタベリー大学には3つの図書館があるが、「マクミラン・ブラウン図書館」(Macmillan Brown Library)は、明るくて綺麗な図書室であるが、扱う図書が特殊なため、ほとんど利用する学生がいない書庫のような図書室である。ウロウロしていると職員に声を掛けられるのでモグリは侵入できない。「EPS(Engineering and Physical Sciences)」と呼ばれる工学部内にある専門図書館は狭くて、暗くて、倉庫みたいな図書室なので、長くいると鬱病になりそうで入れない。モグリが入れるのは中央図書館だけになる。
中央図書館の4階は、人文学系の開架図書室になっているので、日本語の本が、かなりの数、揃っている。日本の大学から送られてくる献本がたくさんある。世界の僻地にある誰も知らないローカル大学にまで、日本から献本が送られてくることに驚いた。同じことをニュージーランドの大学ではできない。私は試験勉強はやらずに日本の小説ばかり読んでいた。後日、韓国人のタクシー運転手の車に乗車した際、その韓国人運転手は中年の人であったが、なぜか日本語が上手で、その韓国人もカンタベリー大学中央図書館の4階にかってに入り、日本語の本を読んでいると話していた。『モグリをやっているのは私だけじゃないのか』と、腹を立てたので、よく覚えている。
カンタベリー大学中央図書館は、貸し出しを受けなければ誰でも自由に入れるので「住居侵入罪」で逮捕されない。学食も誰でも利用でき、書店 兼 文具店で買い物もできる(少しだけ割引になる)。広く市民に開放された図書館ではないが、かってに入っても何も言われない。リンカーン大学の大学院生はカンタベリー大学中央図書館で図書の貸し出しを受けられるが(学部生は貸し出し不可)、この仕組みを知っている院生も、ほとんどいない。モグリをやっていると、悪い知識だけが増えていく。

ニュージーランドは、私のように、現地校を卒業した卒業生の意見を重視すべきである。実情を語ってくれる、生の情報を提供してくれる卒業生を大切にするべきである。
何も知らない、何もやったことがない、外側から見ただけの妄想しか抱かない日本人の留学エージェントと、ENZの日本人職員の言うことは、最初から聞くべきではない。何もしらなければ良いことしか言わない。何もしらないんだもの。こんな妄想だらけ、嘘で、ペテンで、丁稚あげた作り話を聞いて、同じく妄想を抱く日本人留学生を見ると「可哀そう」と、心底思う私がいる。

私と同じく現地校を卒業し「ニュージーランドで苦い経験」をしたニュージーランド人は、ニュージーランドを捨て去る。野党第一党のニュージーランド国民党は「ニュージーランドを離れたいと考えるニュージーランド人」は、国民の5人に1人、100万人を超えていると公表している。2022年度だけで、10 - 20万人のニュージーランド人がニュージーランドを離れ、二度と戻って来ない。

『中身を知っている人の意見』を熟知した上で、間違いない選択をしてもらいたい。なぜ私が、ニュージーランドの中の事情を知る私がニュージーランドに残っていないのか考えていただきたい。
在留邦人のように手遅れな人間にならないように。