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ニュージーランドが消えてなくなっても誰も何も困らない [在留邦人批判]

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5ちゃんねる(旧・2ちゃんねる)のスレッドで「殺したい芸能人」「次に死ぬ声優を予想するスレ」を見ていた。「殺したい芸能人」は、DAIGO(おじいちゃんは支持率8%の方)、フワちゃん、水道橋博士、「次に死ぬ声優を予想するスレ」では、櫻井孝宏(死因:AIDS)、三ツ矢雄二(死因:サル痘)、上坂すみれ(ウクライナ人に惨殺)、茅原実里(痴情のもつれで男に刺される)という書き込みは的を得ていると唸った。やはり、オタクはオタクのことがわかっているなと。
人間は1つの分野に10年間携わると、自然と専門家になっている。いま、専門性がないと悩む人は何でも良いので、1つのことに10年間携わり深堀してもらいたい。たぶん、10年後には専門家になっている。その専門家になったところで、引きがあるのか否かは別問題ですが。

それなりに専門性が高まると、普通の人は目にしないマイナーなことにも関心が向くようになる。

これは、海外在留邦人にも言えることなのだろうか。

2024年1月、在留邦人の書き込みに大阪・天王寺動物園でのキーウィの行動展示について苦言が呈されていた。曰く「この問題が日本・NZの外国関係に亀裂を生じさせないことを願う」と痛烈な批判。
大阪・天王寺動物園では、アジア圏で唯一、キーウイの行動展示を行っている。薄暗い飼育室でキーウイが動く姿を展示しているが、この様子を来日中のニュージーランド人が撮影し、ニュージーランドの衛星チャンネルに通報した。撮影者曰く『飼育室の光が明るすぎる』と、大阪・天王寺動物園の対応を痛烈に批判した。
遡ること2023年5月、アメリカのマイアミ動物園で直射日光の下でキーウイを行動展示し「動物虐待」とニュージーランド人が通報し、ニュージーランドのメディアは挙って報道した経緯がある。この時は、マイアミ動物園職員がキーウイを押さえつけ、泣き叫ぶ姿を来園者に見せていた。このニュースを知ったニュージーランド人撮影者と在留邦人は同じことが大阪・天王寺動物園で行われていると判断した。しかし、大阪・天王寺動物園での行動展示は直射日光の下で飼育しておらず、動物園職員が押さえつけ、泣き叫ぶキーウイを来園者に見せていない。大阪・天王寺動物園のキーウイは光が入らない「夜行性動物舎」で飼育されており、行動展示もこの動物舎で行われている。大阪・天王寺動物園の行動展示を確認した野生保護センターのロバート・ウェッブ氏は『動物園内は騒がしい』『キーウイは音に敏感な鳥なので飼育室のガラスを叩いてはいけない』『キーウイ特有の丸型の体形に成長しており健全に飼育されている』と回答。大阪・天王寺動物園では、来園者にフラッシュライトを使用しないよう注意喚起を行っている。また、音に敏感な動物のためガラスを叩かないように注意もしている。総合的に見れば、ウェッブ氏の助言通りのことをしているに過ぎない。ウェッブ氏は『キーウイ外交を行うのなら専門家を派遣し、キーウイが適切に飼育されているのか確認するべき』と、キーウイ外交を始めたニュージーランド政府へ苦言を呈している。

ニュージーランド政府は友好国に対し、中国の「パンダ外交」を模倣した「キーウイ外交」を展開している。1970年に最初のキーウイが大阪・天王寺動物園に贈呈されてから、3度に渡り、キーウイが日本へ送られている。キーウイの行動展示はニュージーランド国内でも、わずか12ヵ所(来園者を受け入れない野生保護センターを含め13ヵ所)でしか行われておらず、アジア圏では大阪・天王寺動物園が唯一の行動展示を認められている。実はニュージーランド人でも、生きたキーウイを見たことがある人は少ないのが現状である。

ニュージーランド政府が通商交渉上最重視する「中国」へは、友好の証であるキーウイは贈呈されていない。

大阪・天王寺動物園で飼育されているオスのキーウイ1羽が甲高い鳴き声を上げている姿が繰り返し報じられたが、繁殖期のオスは甲高い鳴き声を上げる。これは虐待を受けているので鳴いているわけではないが、多くのニュージーランド人もキーウイの生態を理解しておらず『天王寺動物園でキーウイが虐待されている!』と、マイアミ動物園の映像がフラッシュバックされ、天王寺動物園に対し痛烈な批判を浴びせた民が多い。私も長くニュージーランドに住んでいたので、現地の民がやりそうなことって、手にとるようにわかります。

他方、この在留邦人の書き込みには『キーウイが虐待されたことで、日本・NZの外交関係に亀裂が生じないことを願う』と、痛烈な皮肉を書き綴っている。この報道は日本国内でまったく報じられていないばかりか、ニュージーランドで報じたのは衛星チャンネル1社だけ。大多数のニュージーランド人は大阪・天王寺動物園にキーウイが生息していることすら知らない。『ここでも反日思想なのか』『どこまで日本が嫌いなんだ』と、人種差別者の言動には、さすがの私も何も言えない。これが、在留邦人の平均的な言動である。

在留邦人の反日思想の根源は、母親問題である。お勉強のできない在留邦人が歴史や思想を巡る議論に参加できるわけがない。歴史や思想を巡る議論には、それを裏づけるお勉強が必要なのだ。
しかし、在留邦人は母親から虐待を受けたのか。その虐待が元で、学校へ通えず、教育を受けられなかったのだろうか。食事が与えられず、貧困に直面したのだろうか。そのような事実は、1つも確認されていない。
「日本人」であることが不利に作用したのであれば、在留邦人はニュージーランドに住むことはできない。「日本国」という信用の下にニュージーランドに住むことができる。同じことをフィリピンやアルゼンチンの人がやっても国家に信用がなく、ニュージーランドから却下されてしまう。フィリピンの人やアルゼンチンの人は思うだろう。『なぜ、日本人だけが上手くやれるのか』と。

私が現地で生活していた当時に、母親との関係に悩む現地生まれ・現地在住の現地の民がいたが、母親問題から国へ対する憎しみへ転じることはなかった。その人物も結婚し、子を生み、母親になると、自然と母に対する憎しみは消えてなくなった。私は『ようやく、長く続いた思春期が終わったのか』と思った。私は、17歳だった。
他方、在留邦人は60歳を過ぎても、まだ、反日思想の塊である。その根っこの部分は、年々、酷くなっている。母親が死んでも、自分の人生の大半で母親問題を抱えていたトラウマから、反日思想という塊が砕けない。ここまで精神病が進んでしまうと、かわいそうに思う。もっと早くに、抗精神病薬・抗うつ薬を服用し、精神の安定を図れば、ここまではいかなかっただろうと。精神病の治療は、この30年で飛躍的に進歩したので、本当に「失われた30年」に思うのだ。奇しくもニュージーランドは精神病への理解が進み、精神病治療への啓発運動が活発である。ニュージーランド人の47%は、統合失調症(精神分裂病)、双極性障害、不安障害、鬱病を経験している精神病大国である。ニュージーランド人の自殺者数が世界平均より高いのには理由がある。ニュージーランドの踏切には自殺防止の啓発文と共に通話料無料の「いのちの電話」番号が記載されている。貨物列車(注:ニュージーランドは客車の運航が非常に少ない)が通過する際に飛び込み自殺をする人が後を絶えないからである。テレビコマーシャルも大量の自殺防止広告が放送されている。しかし、在留邦人にかぎると、自分の精神状態を英語で説明できない。"Google翻訳" や "Chat GPT" を使っても、お医者さんに説明できないのだ。技術の進歩は多くの人の利便性を向上させたが、海外に住んでいてもスマホがないと生活できない、現地の民とやり取りできない現状を「豊かな状況」とは呼べない。現地の人とのやり取りが「できていそう」と「できている」は、ちょっとの違いではないのだ。

海外移住の先輩(?)である大橋巨泉も、多くの悲惨な在留邦人を見てきた。多くの在留邦人は英語が話せない。日本から取り寄せた本とビデオを見ているだけで、現地の民との交流もない。集まるのは、いつも同じ在留邦人のみ。最初は仲良くできるが、生まれも、育ちも、受けた教育も異なるので、最後は喧嘩別れに終わる。そのような在留邦人をたくさん見てきたので、中学校しか出ていない順子夫人に家庭教師をつけて、英語を勉強させた。結果的に、順子夫人は永住資格に必要な英語テストに合格し、永住資格を手に入れた。自分が病気になった時、怪我をした時に病状説明もできなければ、海外では生きていけない。スマホは役立たないのだ。大橋巨泉は海外生活の難しさを骨の髄まで認識していたので、中学校しか出ていない順子夫人に英語を勉強させた。
もう1つ、大橋は海外生活に必要な「おカネ」について順子夫人に任せることはしなかった。中学校しか出ていない順子夫人におカネの管理はできない。オーケーギフトショップの経営にも、一切、関与させなかった。「順子が経営に入ると店がつぶれる」と、順子夫人を経営から追放した。大橋は店のオーナーなので、オーナーとしての給与を店の運営会社から受け取っていた。日本から年金は受け取らず、全額を給与で生活していた。本の印税やテレビ出演料はオーケーに入ってしまうので自分には関係ないと公言していた。千葉の東金、シアトル、バンクーバー、ゴールドコースト、オークランドに私邸を持ち、妻に1軒、娘2人に1軒ずつを与え、病気になってからは海外物件を売却し、現金化して遺産相続を解消した。離婚歴ある人は遺産相続で必ず揉めるので、これを生前に回避した。自分は千葉の東金と、治療が必要な際は病院近くのウィークリーマンションで生活した。私が見ても完璧な金策である。
唯一の疑問点は「治療費はタダ!」のニュージーランドで癌治療を受けなかったこと。その理由は、癌治療を受けるまでに5年くらいの診療待機が必要だからだろう。日本なら1週間くらいで専門医に診てもらえ、病院は自由に選べ、治療費は全国一律。10万円を超える高額医療費には還付金がある。海外が大好きで、英語で病状説明できる大橋も、最後は日本に頼った。ニューヨークが大好きな坂本龍一も、アメリカの医療に幻滅し日本で治療を受けた。

大橋の死亡後、オーケーが貸し付けたおカネを巡り、順子夫人と元幹部(大橋の前妻の弟)が対立し法廷闘争へ突入。さすがの大橋も、ここまでは対応できなかった。完璧な金策はない。
死ぬまでおカネが入ってくる仕組みとして「不動産投資」は、もっともやってはいけない。不動産市場は、必ずクラッシュ(崩壊)する時がくる。ニュージーランドの不動産価格がいつまでも上がり続けることはない。不動産価格が上がり続けるのならその根拠が必要であるが、そのような発言をする人から客観的事実に基づく根拠を示されたことはない。「株式投資」は原資がないとできない。私は「権利」を利用した歳入による資産形成をおすすめしている。「権利」なので原資は不要。歳入に期間は決まっているがリスクはなく、「権利」は増やすことができる。管理がしやすく放棄もしやすい。大橋はジャズの解説本による印税を得ていたが、その額は年間で6万円。「権利」を利用した歳入の厳しさがわかる事例ですね。

海外在住者には「英語」と「おカネ」について、もっと勉強してもらいたい。決して「スマホ」と「幸運な出会い」に期待してはいけない。スマホは開発途上で問題が起きても自己責任、幸運な出会いなんて初めからありません。